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ますく堂なまけもの叢書⑥平成の終わりに百合を読む 百合SFは吉屋信子の夢を見るか?

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※久しぶりに百合特集号を刊行する予定の2023年秋の文学フリマ東京37に先駆けて第三版を刊行致します。下記は初版刊行時のコメントです。 --------------------------------------------------------- 本書は、2019年のほぼまる一年間、百合というジャンルを考えてつくった本ということになります。 吉屋信子『屋根裏の二處女』読書会は、「百合とは何か」「レズビアン文学との違いは?」といった大きな問いから「吉屋信子とは何者だったのか」に迫っていくような展開になりました。 対する「SFマガジン 百合特集」読書会は激しく、深く、重い内容でした。ジェンダーSFやフェミニズムSFとの歴史的分断やBLとの比較等に関する、特集への不満・批判もほぼノーカットで収録しています。 この読書会から今に至る半年ほど、僕は「男性であることの原罪」について考えざるを得ませんでした。 そうした諸々を踏まえて、「ハヤカワ文庫百合SFフェア」の全書目に取り組ませていただいた結果が拙作「百合SFは吉屋信子の夢を見るか?」です。 フェア作品はある程度、先の読書会で示された課題に対するアンサーとして機能していると感じました。そんな様子が伝わるレビューになっていれば幸いです。 (A5判/90頁)

※久しぶりに百合特集号を刊行する予定の2023年秋の文学フリマ東京37に先駆けて第三版を刊行致します。下記は初版刊行時のコメントです。 --------------------------------------------------------- 本書は、2019年のほぼまる一年間、百合というジャンルを考えてつくった本ということになります。 吉屋信子『屋根裏の二處女』読書会は、「百合とは何か」「レズビアン文学との違いは?」といった大きな問いから「吉屋信子とは何者だったのか」に迫っていくような展開になりました。 対する「SFマガジン 百合特集」読書会は激しく、深く、重い内容でした。ジェンダーSFやフェミニズムSFとの歴史的分断やBLとの比較等に関する、特集への不満・批判もほぼノーカットで収録しています。 この読書会から今に至る半年ほど、僕は「男性であることの原罪」について考えざるを得ませんでした。 そうした諸々を踏まえて、「ハヤカワ文庫百合SFフェア」の全書目に取り組ませていただいた結果が拙作「百合SFは吉屋信子の夢を見るか?」です。 フェア作品はある程度、先の読書会で示された課題に対するアンサーとして機能していると感じました。そんな様子が伝わるレビューになっていれば幸いです。 (A5判/90頁)