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ますく堂なまけもの叢書⑪ 矢川澄子というひと ~緊急事態下に『妹たちへ』を読む~

「池袋の魔窟」と呼ばれた極めて個性的な古本屋〈古書ますく堂〉が大阪・阿倍野に移転して早2年。 コロナ禍により一変した生活環境の中で刊行する11冊目のテーマは、「矢川澄子というひと」です。 2021年に、ちくま文庫から刊行された『矢川澄子ベスト・エッセイ 妹たちへ』は、入手困難となっていた矢川澄子のエッセイを多様な視点からセレクトした一冊。 本書は、このエッセイ集を課題作に語り合った読書会レポートをメインに構成しています。 詩人・作家として、戦前・戦後を生きた女性として、フェミニズムの先駆者として、未来を見据える幻視者として……令和初頭の今読むことで見えてくる極めて複雑な「矢川澄子というひと」を感じ取って頂ければ幸いです。 後半は、論考、エッセイ、小説など、様々な「矢川トリビュート」が居並ぶこととなりました。まるごと一冊、矢川澄子という稀有な作家を感じられる商品だと思います。 矢川澄子を愛する皆様、「矢川澄子」という名前に興味はあるけど遠巻きにしてきた皆様、幻想文学やフェミニズム、セクシュアルマイノリティ文学に興味を持っている皆様に、熱くお勧めしたい一冊です。 是非、ご一読ください。 (A5判、106頁)

「池袋の魔窟」と呼ばれた極めて個性的な古本屋〈古書ますく堂〉が大阪・阿倍野に移転して早2年。 コロナ禍により一変した生活環境の中で刊行する11冊目のテーマは、「矢川澄子というひと」です。 2021年に、ちくま文庫から刊行された『矢川澄子ベスト・エッセイ 妹たちへ』は、入手困難となっていた矢川澄子のエッセイを多様な視点からセレクトした一冊。 本書は、このエッセイ集を課題作に語り合った読書会レポートをメインに構成しています。 詩人・作家として、戦前・戦後を生きた女性として、フェミニズムの先駆者として、未来を見据える幻視者として……令和初頭の今読むことで見えてくる極めて複雑な「矢川澄子というひと」を感じ取って頂ければ幸いです。 後半は、論考、エッセイ、小説など、様々な「矢川トリビュート」が居並ぶこととなりました。まるごと一冊、矢川澄子という稀有な作家を感じられる商品だと思います。 矢川澄子を愛する皆様、「矢川澄子」という名前に興味はあるけど遠巻きにしてきた皆様、幻想文学やフェミニズム、セクシュアルマイノリティ文学に興味を持っている皆様に、熱くお勧めしたい一冊です。 是非、ご一読ください。 (A5判、106頁)